1/28 ヒラメが釣れないのは 5年生
- 公開日
- 2025/01/28
- 更新日
- 2025/01/28
できごと
5年生は理科で「電磁石」の学習をしています。電磁石は、コイルに電流を流すと中心(あるいは、中心に入れた鉄の芯)が磁石になるものです。電流を流した時だけ磁石になるので、その性質を利用して、世の中の様々なところで使われています。
この日は、電磁石を使った釣り竿を使って「電磁石魚つりゲーム」をしていました。獲物の種類は、
サバ、タイ、ヒラメ、カニ
です。うまく釣れるでしょうか。ある班ではサバが簡単に釣れました。サバには口のところにクリップが付いていて、そこに電磁石を付けたのです。次にタイが釣れました。タイには大きめのクリップが付いていて、重さで難しそうでしたが、ゆっくりと慎重に釣り上げていました。次はカニです。カニには磁石が付いており、そこに電磁石を付けて釣り上げます。これも重さがありましたが、慎重に釣り上げていました。最後にヒラメです。ヒラメにはカニと同じ磁石が付いていました。ところがカニの時と同じように、ヒラメのに付いた磁石に電磁石を近付けますが、電磁石が言うことを聞かず、ふらふらと揺れています。結局、この班ではヒラメを釣り上げることはできませんでした。
もうお分かりだと思いますが、電磁石にも「極」が存在します。N極とS極です。違う極同士は引き付け合い、同じ極同士は退け合います。ヒラメに付いた磁石と電磁石の極は同じ極だったのです。
この実験(ゲーム)結果から、子どもたちは電磁石にも極があることに気が付き、結果をまとめていました。ゲームを通しての学習、楽しそうでした。