2/17 あまり 4年生
- 公開日
- 2025/02/17
- 更新日
- 2025/02/17
できごと
小数のわり算を筆算でする方法を学習している4年生、この日は「あまり」が出る計算の仕方について学んでいました。
割る数が小数であった場合、小数第一位までの小数であれば、小数点を消すために、「10倍して」整数にし、商(答え)が変わらないように、割られる数も10倍して小数点を動かします。そうして計算していって、結果出てきた「あまり」が、
17
あまりは17でしょうか。ここは「?」になりやすいところです。割る数と割られる数をそれぞれ10倍していれば、商は10倍する前と変わりません。それぞれを10倍しているので、商にあたる「いくつ分」「いくつずつ」は変わらないからです。でも「あまり」は・・・あまりも10倍されているので、あまりだけは10で割らないと、あるいは、元あった小数点の位置で考えないと元の計算のあまりになりません。
説明すると、「なるほど」となるところですが、単純に操作として「小数点を動かして」とか「10で割って」ということではなく、しっかりと「意味で」理解してほしいと思っています。算数で陥りがちな「やり方を知っているだけ」「計算ができるだけ」では、算数の学習としては半分、いや半分も言っていないかもしれません。いろいろな記事でも触れていますが、その過程にある「考え方」や「論理的な思考」こそ大事にしてほしいと思います。