学校日記

4/24 日本語 4年生

公開日
2025/04/24
更新日
2025/04/24

できごと

4年生の日本語の授業です。俳句の授業でした。


春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな(与謝蕪村)

若鮎の 二手になりて 上りける(正岡子規)

分け入っても 分け入っても 青い山(種田山頭火)


子どもだと「ひねもす!?」という感じかもしれませんが、声に出して読むと、「ひねもすのたりのたりかな♪」なんとも美しい響きです。ちなみに、万葉集では「比禰毛須」と描かれているそうです。何だか強そうですね。


どうやら暗誦するようです。目を瞑ったり、手で隠したりして覚えようと、繰り返し声に出して読んでいます。


有名な3つの句ですがどれがお好きですか。私は、好きとは違いますが、山頭火が気になるんですよね・・・何でしょう。「無季自由律俳句」という季語がない、そして十七音の構成にもとらわれない形の俳句で、いわゆる「俳句」からは少し外れているんですが、それでもこれだけ有名で誰もが知っている句・・・迫力は感じるんですが、ではなぜこれが選ばれているのかというところが自分の中ですっきりしていないところがあり・・・だれか詳しい方がいたら教えてください。


後半4枚は、別の学級で「句会」をしているところです。春の句を詠み合って、読み合って、いいと思う句を選んでいきます。いいなと思う句は結構同じところに集中することが多いです。でも1人からでも選ばれるとうれしいものです。子どもたちはドキドキしながら結果の行方を見守っていました。句会で、他の子の句の良いことろを吸収して、次の句を詠むときに生かせるといいですね。