学校日記

5/15 もう一つのわり算 3年生

公開日
2025/05/15
更新日
2025/05/15

できごと

3年生のわり算の学習の様子をお伝えしました。


5/13 わり算→ 3年生

https://school.setagaya.ed.jp/kii/weblog/94393195?tm=20250513112622


「等しく分ける」というわり算の学習の様子でしたが、実はわり算は大きく分けて2つの種類があります。それが、


「パイが12こあります。1人に3こずつ分けると、何人に分けられますか。」


といった問題です。違い、分かりますか。はっきりしているパイ12個分にあたるおはじきをそれぞれ机に準備します。それを入れるお皿も準備しますが、お皿を何枚持っていけばよいか分かりません。そうです、それが正解。その枚数こそが今回求める数なので、分からないのが正解です。ということで適当に持っていきます。「3こずつ」分けるので、3個ずつ乗せたお皿を作っていきます。1枚目、2枚目・・・お皿を2枚しか持ってこなかった子は、ここでお皿がなくなりました。追加のお皿を取りに行きます。先生がそれを見付けてすかさず褒めていました。一方、たくさんお皿を持ってきた子は、全部分けてパイがなくなり、お皿が余りました。余ったお皿を戻します。ここでもすかさず先生がそれを褒めていました。また、ぴったり4枚のお皿を持って行った子もいました。これはたまたま4枚だった場合もありますが、ある程度の見通しをもってその数をチョイスしていたのだと思います。それもナイスです。



前回は「等しく分ける」わり算でしたが、今回は「いくつ分か」を求めるわり算、または、全体をいくつかずつに同じように分けるわり算と言えます。これは「等分」ではありません。3年生では、この2種類のわり算の違いをしっかりと分けて教えます。ちょっと混乱しやすいです。式は立てられると思いますが、意味をしっかり理解していくことが大切で、それがこの後の学年の算数につながっていきます。ちなみに、等分するわり算を「等分除」、今日話題にしている、全体をいくつかずつに同じように分けるわり算を「包含除」と言います。「除」は「わり算」のことです。


算数は計算ができればいいわけではないのです。こういった考え方や意味をしっかり理解してほしいと思います。このことは、今日の6年生の記事にちょっとつながっていきます。