5/15 分数のかけ算 6年生
- 公開日
- 2025/05/15
- 更新日
- 2025/05/15
できごと
+5
6年生の算数は「分数のかけ算」です。この日は分数×整数の計算を学習していました。分数は、基本的には、最後は一番小さい数字になるまで約分をしますが、より簡単に、より正確に計算をするために、計算の途中で約分をする方法を練習しています。これは先にやるか、後でやるか、好みもあると思いますが、先にした方が、見落としはなくなると思います。ぜひ!
よく分数の計算は場面をイメージしづらいと言われます。これは「大人」の話です。分数×整数はまだいいですね。分数部分はピザをイメージしていただいて、整数部分はそれを●枚という問題が成り立ちます。分数×分数も似たようなものです。「×分数」はいくつに分けたうちのいくつ分ということなので、これも初めの分数をピザで考えて、それの●分の●つ分、ということでイメージできます。問題は、今回の学習は関係ないですが、
分数÷分数
です。分数で割るって何?という方が多くいらっしゃいます。わり算を「等分」「等しく分ける」と捉えると確かにそうです。実は、今日の3年生の記事で書いたんですが、わり算は「等分」だけではありません。
5/15 もう一つのわり算 3年生
https://school.setagaya.ed.jp/kii/weblog/94406909?tm=20250515142741
この中にある包含除の考え方でいくとどうでしょう。「÷●分の●」は、「●分の●ずつ分けるといくつ分になるか」を求める計算をしている・・・いかがでしょうか。どちらにしろ、分数の量感はイメージしづらいですが、考え方は伝わったでしょうか。
ちょっと分かりづらい説明になりました・・・が、言いたかったことは、
「とかく分数の計算は、計算の仕方を機械的に覚えて解くということになりがちだが、その意味や考え方にこそ目を向けてほしい。」
ということです。その方が、きっと算数を楽しめますよ。