４年生の道徳の授業です。おつり５０円をめぐるお話を通して、「正直」について考えていました。

駄菓子屋でもらったおつりが５０円少ないことに気が付いた主人公は、急いで５０円をもらいに駄菓子屋へ向かいます。無事戻ってきた５０円、次に立ち寄ったたこ焼き屋では、今度はおつりを５０円多く渡されたことに気が付きました。どうするか悩む主人公でしたが、最後はタコ焼きやのおっちゃんのところに５０円を返しに行きます。その正直さに感心したおっちゃんから「正直五十円分」とたこ焼き３個をもらった主人公でした。

身近で、自分ごととして考えやすいお話でした。子どもたちも最後は自分ならどうするか考えていました。

途中、「ペアで話してください。」という場面が何度かありました。その前には、個々に考えたり、それを書いたりする時間があります。先生の合図で、ペアでの話し合いがさっと始まります。自分の意見を伝え、相手の意見を聞きます。友達の意見で「なるほど。」と思うことがあれば「まる友マーク」で付け加えて書くそうです。

どの学年でも、ペア学習、グループでの話し合いはありますが、４年生のペアの活動を見ていると、いつもその活発さに感心します。「どうぞ」で本当にすぐみんながわっと一斉に話し始めるんです。これはどの学級でも見られる様子です。こういったことは積み重ねが大切ですので、これまできっとよい積み上げをしてきたのだろうなと改めて思いました。