学校日記

6/9 季語は 3年生

公開日
2025/06/09
更新日
2025/06/09

できごと

3年生の日本語では、俳句の学習をしていました。有名な与謝蕪村の


春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな


の「季語」について考えているところでした。出ていた意見は、


・春

・春の海

・海

・ひねもす


でした(たしか、「のたり」以降は出ていなかったと思うのですが・・・)。「春」は直接季節を指す言葉だけどどうなんだろうという迷いがあり「海」とした子がいましたが、この歌は「春の俳句」という前提で考えると・・・先生から、


「海」はどんな季節だと思いますか。


と投げかけられた子どもたちは、「・・・夏。」そうですね。「海」は夏の季語です。そして謎の「ひねもす」・・・よく意味は分からないけれど、季語っぽい、とか、消去法でこれしか残らなかった、という子もいたかもしれません。最終的に、この句の季語は、


「春の海」


であると知ると驚いていました。ちょっと意外だったかもしれません。謎の言葉「ひねもす」も漢字「終日」のとおり「一日中」という意味であることが分かりました。


ひねもすのたりのたりかな


という響き・・・それにしても美しい俳句です。