学校日記

10/17 刷る 4年生

公開日
2025/10/17
更新日
2025/10/17

できごと

巡り合わせが悪く、なかなか会えない4年生の図工の時間に出会えました。前回、彫っている様子を見ることができたので、次は刷りの作業が見たいなあと思っていた私の願いを聞き入れてくれたのでしょう。(誰が!?自分の行動次第ですね。)


何はともあれ、刷りの様子です。インクを多すぎず、少なすぎず、よく塗り、紙を上から置きます。しわが入らないように気を付けて、そっと置いたら、手でこすります。細かいところは、手首の上の辺りを使って強めにこするとよく色が出ます。


紙をめくる時の緊張感・・・うまく刷れていた時の喜び・・・版画の醍醐味ですね。


今回は、「試し刷り」なのだそうです。そう言われてみれば確かに、まだ全て彫れていない子もここで一度刷ってみています。一度刷ってみて、さらに彫るところなどを決める参考にもするようです。


例えば、写真4枚目の子の字「と」のバックにある□は何か分かりますか。と、と、と・・・とうふ!です。白く出るように彫ったと言っていましたが、刷って見てでき具合はどうでしょう。意外と黒い線が出たな、とか、逆にもっと線が細かく入ることで感じが出るな、とかやってみないと分からないことがあります。もっとこうしたい、を目指してここから更に彫りを進めていきます。ということで、一度刷った板は洗って干して次の彫りへ。


本番の「刷り」に向けて、もう一度「彫り」の作業に戻ります。すごろくみたいですが、平面ではなく、立体的にできていて、2回目は1つ上の階層にいて、ゴールも1回目でそのままゴールするよりも高い位置にある感じです。ただ戻るわけではない、ということですね。本番の刷りも楽しみにしておきましょう。