学校日記

10/21 「方言と共通語」と「情報化社会」 5年生

公開日
2025/10/21
更新日
2025/10/21

できごと

5年生は、国語で「方言と共通語」の学習をしていました。


「てーてーて」は「煮ておいて」と意味が書いてありました。岡山県の方言だそうですが、おそらく「炊い(てー)て(て)おいて(ーて)」から来ているのでしょう。(と勝手に私が想像しました。)


結構インパクトのありますね。その他、調べた方言を発表しています。その中に、


「放課後」


というのがありました。


「放課後って、放課後じゃないの?」

「???」


となる子どもたち。自分たちの知っている言葉が別の意味で使われるというのがミソですね。


これは愛知県で使われる「放課」を使った問題でした。愛知県では、「休み時間」のことを「放課」と言います。「課(授業)」から「放たれる」ということでしょう。私も名古屋に住んでいたことがあって、そのときには普通に使っていました。「放課=休み時間」の「後」なので「放課後」は「授業」と答えが発表されて、みんな驚いていました。「放課」を「休み時間」として使えばそういうことになりますが、もう1つ「1日の授業が終わった状態」も「放課」として使うので、「放課後」の意味としては、標準語で使う「放課後」と変わらないのかもしれません。ちなみに、これが「方言」かというと微妙なところもあるようで、「放課」という言葉自体は標準語、共通語としても存在する言葉なので云々・・・ただ、それをある地域で別の意味で使っているという意味では「方言」とも言えるようです。あと、名古屋では自転車のことを「ケッタ」と言っていましたね。「ペダルを漕ぐ、踏む」ことを「蹴ったくる」ということから、「蹴ったくりマシーン」と言ったのが由来とか・・・由来を考えていくと言葉って本当におもしろいですね。


結構いろいろなところに住んでいたことがあるので、その都度方言が身に付いては消えていくということを繰り返してきて、方言について書き始めるときりがなさそうなので、この辺で・・・あ、終わってはいけませんでした。社会科では、漁業の学習を終え、「情報」の学習に入っていました。情報化社会の中、いろいろなものが共通化、標準化され、方言というものも少しずつ減っていくのかもしれませんね。(ここにつなげたかっただけです・・・)