5/28 道徳は 5年生
- 公開日
- 2024/05/28
- 更新日
- 2024/05/28
できごと
先週の5年生の道徳の授業です。
「親切にすること」について、考えを出していました。頭の後ろで手を組み、何か思案顔の子が一人、何かつぶやいていました。出ている意見に納得がいかないようです。
先生がすかさず、「いいですよ。言ってください。道徳に間違いはないですよ。」とその子に言いました。
「道徳」というと「正しいことはこう」ということを教えるものだと思われがちですが、そんなことはありません。この子も、何となくみんなと違う考えだったので、発表するのをためらったのかもしれません。でも、考え方は人それぞれ。それぞれの考えを出し合う中で、人の意見や異なった考えを聞き、自分の考えについても改めて考え直していきます。その中で、次にこういう場面に出会ったら、自分はこうしたいな、という思いの種を植えるのが「道徳科」の授業です(ざっくり言うと)。
ちなみに、「道徳教育」と「道徳科(特別の教科 道徳)」は、両方とも「道徳」として使ってしまうことが多いですが、厳密には、別のものです。それについては、長くなるので、またどこかで触れたいと思います。
さて、5年生の道徳科の授業、その後どうなったでしょうか。皆の考えが深まる意見、どんどん出していってほしいと思います。