2/4 考え方の基礎は 4年生
- 公開日
- 2025/02/04
- 更新日
- 2025/02/04
できごと
4年生の算数です。
3.6÷3
の計算する方法を考えていました。36÷3ならできるけど・・・
よくあるのが、
「.(点)を取って・・・」
とか、
3.6 ÷ 3 = 1.2
↓10倍して ↑10で割って
36 ÷ 3 = 12
「10倍したから、答えを10で割って・・・」と機械的に計算のやり方を説明するものです。「どうして.(点)を取っていいのですか。」「10倍したから、答えを10で割っていいんですか。」「なぜそれでいいんでしょうか。」と聞き返すと・・・計算の法則として間違ってはいません。でも・・・
算数では、計算ができること、計算のやり方が分かることももちろん大切ですが、その過程において論理的に考え、思考することが大切です。この場合、「10倍すること」にどんな意味があるのかを考えます。
「3.6は何が36個集まったものでしょうか。」
ということを考えさせると、子どもたちははっとします。36は0.1が36個集まったものだから、
36÷3=12
「では、出てきた12というのはどういう意味?」
・・・「0.1が12個!」
「0.1が12個で・・・」
「1.2!」
これなら36÷3で計算を進めていく意味をはっきり説明できます。授業の中では、こんなやり取りをしながら進めていきます。考え方の基本は、今日の記事にもなっている「10のまとまり」などで、
1年生で学習したこと
です。
2/4 10のまとまり 1年生
https://school.setagaya.ed.jp/swas/index.php?id=kii&frame=weblog&type=1&column_id=834162&category_id=46
学年が進むと新しい内容が出てきますが、ほとんどは2年生までで学習する内容の発展です。「考え方」「基礎」としての1・2年生の学習とても大切です。