学校日記

4/21 経験 4年生

公開日
2025/04/21
更新日
2025/04/22

できごと







4年生の理科が始まっていました。初めの単元は、「天気と気温」です。


晴れの日とくもりの日の気温の違いを調べていくようですが、まずはグループになって予想を話し合っていました。結果を予想して意見を出し合います。もちろんこれまでの経験から、晴れの日は気温が上がることは何となく分かります。「当たり前」と思う子もいるかもしれません。でも「上がるから上がる」では、説明になりません。改めて「どうして晴れていると気温が上がるのか。」そしてそれを確かめるためにどうする(調べる、実験する)かを考える時間です。


ちょっと今回の話とはずれるかもしれませんが、予想をするには、根拠が必要です。予想の根拠となるものはいくつかありますが、主に「知識」と「生活経験」が大きく関わってきます。要するに、「知っている。」ということ、そして「あれと同じになるのではないか。」という自己の経験と重ね合わせて考えることです。これには、生活経験の豊富さがとても大切です。別に特別なことではなくていいので、生活の中の当たり前の経験を、当たり前にしていることが生きてくるのです。ただ、時代の変化やテクノロジーの進歩とともに、貴重な体験の場が減っているのも事実です。ぱっと思いつくのは、「お風呂」です。水のあたたまり方の学習で生きてくる経験・・・


【水からお風呂を沸かしていて、手を入れたら「熱い!」となったので、湯船に入ったら下の方は水でした。】


バランス釜や2つ穴の風呂の湯沸かしが主流だった昔は当たり前にあった経験(分かりますか?)ですが、今はボタン1つで均一の温度の湯が出てきて、湯が溜まると、「お風呂が沸きました。」と教えてくれて・・・不便さも経験の幅を広げるのに役に立っていたのかもしれません。この辺にしましょう。


3年生の頃から学習の中でよく話し合いをする場面を見ていましたが、クラスが変わっても話し合いはスムーズに進んでいきます。これも経験のなせるわざだなあと思いました。