学校日記

5/12 平均台 2年生

公開日
2025/05/12
更新日
2025/05/12

できごと

大人になると日常から失われるものの1つに「平均台」があります。成人してからは、まず乗ること、渡ることはないでしょう。ただ、小学校までは結構身近にあったはずです。それは今も昔も変わりません。


2年生は、体育館で競争をしていました。「平均台」を含むコースです。スタートしたら平均台を渡り、その先でフラフープを10回回します。腰で回しますが、できなかったら縄跳びのようにくるんと回すのもありです。その後は、コーンで折り返して、進んできたコースを真っすぐ走って戻り、列の一番後ろで再びターンして次の走者に交代です。


平均台を渡るときには、当然ながらいつもの左右に足を開いた歩き方ではなく、足を真ん中へ、真ん中へと運ぶように歩きます。左右に開いているときよりもバランスが悪くなりますので、手や上半身でバランスを取ります。初めフラフラしていた子も徐々にバランスを取って歩くのが上手になってきます。


・・・これはあくまでも体感上の話ですが、様々なバランス感覚を育てるのは「子どものうち」がいいです。大人になってからも育たないことはないと思いますが、すごく時間がかかります。おそらく子どもの数倍~数十倍かかるでしょう。平均台のような狭いところを歩くバランス、一輪車に乗るバランス感覚、スケートボードやスケートなどでのバランス感覚・・・などなど、様々なバランスに関わる感覚を「経験」しておくことが大切です。一度経験して身に付けておくと、その感覚は大人になってもすぐに戻ってきます。一度乗ることができた人は、どれだけ久しぶりに「自転車」に乗っても運転できますね。そして、きっとそれはいろいろな遊びの中の動きや遊びで使う遊具での動きの中にも含まれていると思います。


遊びで育つ力、今しか育たない感覚・・・今しかできないこと・・・ちょっと平均台渡ってきます。