３年生の日本語の授業です。少し前になりますが「日本の年中行事」について、そして最近は「論語」の学習をしていました。

「日本の年中行事」には、正月・ 小正月・節分・初午・雛祭り・彼岸・端午の節句・七夕・お盆・月見などがあり、昔から行われ人々の生活のリズムにもなってきたものです。最近はあまり意識しないまま通り過ぎてしまったり、知らないというものがあったり、と少し遠くはなったものの、大きなものはしっかりと残っています。今回知ったものも意識して生活してくれるとうれしいです。ちらほら、「学校行事」も混ざって入れている子がいました。厳密には学校行事は「日本の」年中行事には入りませんが、毎年行われるものについては「学校の」年中行事として考えることはできそうです。あるいは、季節感があるものについては、学校行事も「風物詩」という言い方で言うこともできるかもしれませんね。

「論語」は、１年生からおそらく全ての学年の日本語の学習に内容が入っていると思います。３年生は、

子曰、巧言令色、鮮矣仁。

でした。短い文なので、暗誦して先生の前で発表していました。

「こうげんれいしょくすくなしじんと。」

「仁者」について書かれたこの「論語」の「巧言令色」、まずはその響きの良さを味わいながら繰り返し口にして覚え、楽しんでほしいと思います。またその先に言葉の意味や孔子の伝えたいことなどにも考えが至ると素晴らしいですね。