学校日記

5/30 TRY! 6年生

公開日
2025/05/30
更新日
2025/06/01

できごと

6年生の社会科は歴史の学習に入りました。早い!やはり1学期に運動会がない分、学習は着実に進んでいます。


さて、縄文時代から弥生時代にかけての流れを、ストーリー仕立てでゲームのように進めています。私が行ったときには、ちょうど、


渡来人


が登場したところでした。渡来人とは、大陸から「渡って」「来た」人たちのことで、大陸の進んだ文化や優れた技術を日本にもたらした人たちです。ちょっと英語っぽく、


「TRY 人!」


と発音するとかっこいいです。それはさておき、スト―リーでは渡来人により、稲作、米作りの文化がもたらされました。やった、これで不安定な狩猟による食料だけに頼らなくてもよくなる!そう安心したのも束の間、各班次のカードを引きます。育てたお米ができたようですが・・・ガッツポーズする班とがっくりうなだれる班がありました。


「お米GET 土地が良くてうまく育ち豊作」

「お米GET 土地が悪くうまく育たず不作」


米不足です!5kg4000円を超えて・・・備蓄米投入!行きつけのラーメン屋でライスが無料ではなくなりました・・・話を戻しましょう。備蓄米などありません。ラーメン屋さんもありません。・・・そこにまた共通のカードが配られました。


指導者


が登場したのです。指導者は、みんなを導き・・・やがて、人々の間に身分が生まれ・・・と言った具合にストーリーは進んでいきました。おもしろい取組ですね。歴史に興味がもてそうです。歴史でおもしろいのはそのストーリーです。ただ、それは遠い世界の物語ではなく、少し前にこの日本で起こっていたことです。実感をもってそのストーリーを感じていってほしいと思います。時間もそうです。よく言うんですが、歴史の学習でさらっと「・・・10年後に頼朝は兵を率いて・・・」などと紹介されることがあります。そうすると年表上の数字だけで時間が過ぎていく世界になってしまいますが、私はやはり実感をもって、歴史を捉えてほしいと思っていて、


「10年だよ!?長いですよね。その間の時間のことも考えて!どんな時間だっただろう。」


とよく問うことがありました。実際の世界では、1年だってすぐではありません。歴史を学習していく中で、そのあたりの時間感覚もぜひ実感として感じて行ってほしいと思っています。



「待ちに待った」という子もいると思います。6年生、歴史の学習、ぜひ楽しんでください!