6/19 カンサツノミライ 3年生
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/19
できごと
+6
3年生が栽培している植物の観察をしています。タブレット端末で撮影してきたものを見ながら観察カードにかいています。
現場でかくことの良さもありますし、このように写真で記録をしてきてかくことの良さもあります。写真を見ながらかく良さは何といっても場所的な問題の解決です。せまいところで、窮屈な状態でかかずに済みますし、ボードなど使わずに落ち着いて机でかくことができます。色塗りなども容易です。それから写真を拡大してみることで、かなり細かいところまで見ることができるということです。表面の様子などもしっかり質感が伝わってきます。定規などを一緒に写しておけば、サイズ感も伝わります。もちろん現地でかく良さもありますが、状況により使い分けるのが正解かと思います。
そもそも、「写真」で撮って終わりでいいのではないか、という考えもあるかもしれませんが、これは明確にNOです。観察は、「かくこと」が目的ではなく、かくことで、あるいはかくためにそのものを細かく見ます。そしてそれについて知ることができるのです。つまり目的は「見ること」にあります。そういう意味では、現地でも、撮影した写真でも、それぞれの良さを生かして使い分ければいいと思います。観察では、「絵」だけではなく、言葉による表現も大切です。見たことを全て言葉で表現できるのであれば、「絵」はいらなくなり、写真にとってかわってもいいかもしれません。
10年後の理科の「観察」どうなっているでしょう。20年後は、50年後は・・・「理科」があるかどうかも分かりませんので、想像もできませんが、内容ややり方、アプローチは変わっても大切なものは変わりません。