学校日記

6/20 視点を増やす 3年生

公開日
2025/06/20
更新日
2025/06/20

できごと

社会科で世田谷区の学習をしている3年生、この日は、「お店が集まっているところ」について考えていました。どんなところにお店があるか、地図を見ながら考えています。


お店が集まっているところは、小学校の近くだ!


とある子が言いました。 確かにそういういう場所がいくつかあります。京西小学校の近くもそうですね。周りの子たちも「確かに」「本当だ」と納得する部分があったようで結構賛同していました。ただ全て、またはより多くの例でそう言えるでしょうか。これは半分くらい正解という感じで、全く間違いではないんですが、時折、「そこに目を付けたか!」と、こちらが予想もしていない答えが飛び出すことがありおもしろいです。ある意味、教師としての力が試されている!?


こういった活動を通して、子どもたちは「視点」を増やしていきます。例えば、電車などの路線や駅、そして道路などの「交通」という視点に目を向けるとその交通の要所あるいはその近くに暮らす人々の姿が見えてくるはずです。人が多く動いたり、住んだりしているからお店ができて、お店が集まり、さらにそれで人が集まり・・・想像や仮説が膨らみます。そしてそれが次の学習や先の学習で生きてくるのです。また、その前に学習した人が住んでいるところのことも考えて理由を考えるなど、複数の要素を重ねて考えるという、複雑な思考をする力も身に付いていきます。


小学校の学習は常に次につながる土台、練習のようなものです。そんなつもりで勉強に臨んでもらえると少し広い視野で前向きに取り組めるのではないかなと思います。



もう1つ、音楽の時間に「リズム打ち」をしていました。「タン」「タ」「ウン」を組み合わせたいくつかのリズム打ちの例をみんなでやってみます。これからこのリズムを使ってオリジナルのリズムづくりなどもあるようです。これも音楽の学習の土台、そして「リズム」という1つの「視点」が増えたということですね。