学校日記

12/19 君たちは 6年生

公開日
2024/12/19
更新日
2024/12/20

できごと

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6年生が本を紹介する文章を考えていました。写真なども使っているので、ポスターのようになるのかもしれません。

その中に、数年前に漫画になり、ジブリ制作でアニメ映画(内容は小説「君たちはどう生きるか」とは無関係のようです。というよりはタイトルだけ?)にもなった「君たちはどう生きるか」について書いている子がいました。様子を見ていると、私の表情から何かを察したのか、

「読んだことありますか。」

と聞かれました。漫画になったものや映画は見たことがありませんが、実はこの本は子どもの頃に読んだことがあります。小学校の高学年だったか、中学生だったかは忘れましたが、家の本棚に入っていたのです。それは父が昔読んだものでした。それを聞いて、「へえ」と思いながら手に取ったその本にしばらく夢中になりました。コペルくんとおじさんのやり取りを通して描かれる内容がとても新鮮で衝撃を受けたのを覚えています。あまり社会の仕組みとか自分以外のことにあまり目が向いていなかった当時の私は、狭かった自分の世界が一気に広がるのを感じました。

「君たちはどう生きるか」が初めに出版されたのは1937年、日中戦争が始まった年です。そんなに前に書かれた本が、昭和の中頃(?)に読んだん父にも、昭和の末頃に読んだ私にも、そして多少形は変えたとはいえ、この令和の時代にも読み継がれているということに驚きを感じずにはいられませんでした。と同時に、これからも読み続けられていってほしい本であると改めて感じました。まずは、漫画から。気に入ったら小説を。

映画は何かの機会に私も見てみたいと思います。漫画も。