12/20 丸み 5年生
- 公開日
- 2024/12/20
- 更新日
- 2024/12/20
できごと
5年生が理科「流れる水のはたらき」の学習で、川の様子についての学習に入っていました。
川は上流・中流・下流と様子が変わります。山の中で細く激しい流れの上流、少し平けたところに出て川幅が広がる中流、さらにゆったりと流れ海の近くで潮の満ち引きによっては流れが逆になることもある下流・・・それぞれにある岩や石の様子も違います。ごつごつとした上流の岩、少し小さくなって様々な形をした石、そして小さく丸っこい石や小石が多くある下流です。上流の大きな岩が運ばれているうちに削られて、下流にたどり着く頃に、まあるい小さな小石になったといったら子どもたちは信じないかもしれません。そこで、実験です。
園芸用の硬いスポンジ状のものを立方体にしたものをペットボトルに入れ、水と砂を加えて振り、このスポンジ状のものがどう変化していくかを観察します。先生からは、
「1振り1年」
と説明がありました。1振りが1年分、つまり100振りで100年分です。100年ごとに様子を観察しながら、とりあえず1000年間の変化を見ていくようです。
100年ごとに、コップに取り出して様子を確認します。(時間の経過は、写真「左から右」です。)
「!」
徐々に、丸みを帯び、何百年か経った頃には、小さくまあるくなってきました。1000年後まで見届けることができませんでしたが、この調子でいくと1000年後には、かなり小さく、そして丸く姿を変えていったことでしょう。
あくまでも状況を再現したモデルですが、実際には見られないものを見られるようにした面白い実験だなあと思いました。子どもたちも「なるほど」と実感を伴って理解ができたのではないでしょうか。