理科で植物の「発芽」について学習している５年生です。

比較する条件が決まり、実験（観察）の準備をしていました。何度か実験における「条件」については触れてきましたが、比べたい条件以外の条件をそろえるためにどのようにするかが重要です。例えば、「発芽に水が必要かどうか。」を確かめるには、土に植えた種子の一方には水をやり、もう一方には水をやらないことで、確かめることができます。同様に、「発芽に肥料が必要かどうか。」を確かめるには、土に植えた種子の一方には肥料を入れ、一方には肥料を入れないことで比べられます。その他、水をやるなどの条件は同じになるようにします。

それでは、「発芽に空気が必要かどうか。」を調べたい場合どのようにしたらよいでしょう。空気がない状況・・・宇宙？夢がありますね。

ただ、実際には水に沈めることで空気がない状況を作り出すことが多いです。そうなると、比較するもう一方をどのようにするかが難しいわけですが、「空気はある」というのが必須で、あとは空気を無くすために「水」に浸けているので、水に触れている状況を作り出す必要があります。よくやるのは、水をたっぷり含ませた脱脂綿に乗せることです。これで一応は条件が整っていると言えます。

今時、ポンプで空気を抜くなど、うまく道具を使えば「真空状態」も作ることはできそうだなあと思いつつ、それによって別の影響（例えば、豆が圧縮されてつぶれる？想像です。）も出そうだなと思うので、試してはいません。あとは、その真空状態でどう水をやるのか・・・。難しいかな・・・夏の研究にいかがですか。