１年生の国語は「おむすびころりん」に入っています。来週、この単元での校内研究授業も予定されていて、６月途中から少し単元を動かして物語文を続けて学習しています。

同じ分科会で研究を進める２年生の「スイミー」の学習と同じ手立てで、「マイふき出し」を使った登場人物のセリフを考える活動などに取り組んでいきます。この「おむすびころりん」というお話（本によっても違うとは思いますが）第三者が語る昔話という感じの表現になっていて、動作や様子を表す表現はあるものの、いわゆる「セリフ」の形で話している文は出てきません。ここにセリフを付けて考えていくのはおもしろそうですね。

ただ、セリフを考えるといっても、何でもかんでも空想で考えるわけではありません。「国語」の学習なので、あくまでもその根拠となる叙述があり、そこから「こう言うだろう」という妥当性が必要になります。低学年の児童の特性として、少し奇をてらった意見を言いたいという気持ちもありますが、そこはむしろ「丁寧に読んで叙述に従って考える」ことが大切になります。上手に想像を膨らませつつ、常に本文の叙述を追いながら学習する国語の基本がここで身に付くといいなと思います。

来週の水曜日、１年３組での校内研究授業になります。１年３組のみ５時間授業での下校になります。よろしくお願いします。