9/29 倍とは 4年生
- 公開日
- 2025/09/29
- 更新日
- 2025/09/30
できごと
+7
「〇倍」という表現は、日常の中でもよく使われ、子どもたちも何気なく使っています。これは1年生でも同じではないでしょうか。ただ、学習として「倍」という考え方について学習し始めるのは2年生です。2年では、基準量のいくつ分を倍で表すこと、3年では、基準量に着目して、数量の関係を倍で表すことを学習してきています。
4年生のある教室では、具体的な問題を使って、「5倍」の意味を説明する学習に取り組んでいました。2つの長さ15mと3mを比べ、15mは3mの何倍かを計算します。15が3の何個分かと言うことと同じなので、割り算をします。
15÷3=5 答え、5倍
これは結構すんなり出ました。そこで改めて5倍というのがどういう意味かを考えていきます。その中で、
「3mを1とみたとき、15mが5にあたることを表している」
という考え方が出てきました。これが「5倍とはどういう意味か」の1つの答えです。出ましたね、強敵「イチトミル。」・・・「われ思うゆえに我あり。」みたいな哲学に触れているような気持ちになってしまいますが、この考え方に引っかかってしまう子が多くいて、苦手な子にとってはとことん苦手なところです。「1とみたとき○にあたる」という倍の見方は、児童にとってはとても難しい内容です。
最後の2枚はこの続き、今日の写真です。「〇倍が■m。では元は何m?」といった「元」を求める問題を解いていました。何を聞かれているかをしっかり読み、答えています。
算数がただの計算だけではなくなり、難しくなり始めるこの辺り、苦手意識をもたずに進んでほしいなあと思います。