10/30 それを使って 6年生
- 公開日
- 2024/10/30
- 更新日
- 2024/10/30
できごと
円の面積の学習をしていた6年生、学習が終わりまとめのプリントに取り組んでいました。
円の面積を求める公式は、「半径×半径×円周率(3.14)」で求めます。どうしてこの公式になるかの学習もしてきたと思いますが、今回は省略。6年生はぜひお家の方に円の面積を求める公式の成り立ちを語ってください。
さて、円の面積を求める問題といっても、いろいろと複雑な問題があります。ただ円の面積を求めるだけなら必要な長ささえ分かっていれば公式で求めることができますわけですが、一見、
何これ
という形をしたものの面積を求める問題が出て、
何これ(二度目)
となるわけですが、ようく見るとその中には円の一部が含まれています。左の写真の「桃」のような形、「キラーン」みたいな形、いずれも円の一部が入っていて、公式を使って求めることができます。つまり公式を覚えていて円の面積を求めることができることは前提として、「それを使ってどうするか。」が問われているわけです。
これまでの学習の積み重ねも問われます。面積を求める時に、でこぼこした形を分けて考えて足して求めた経験、大きな形でとらえて欠けている部分を引いて求めた経験・・・図形の学習以外のところからも経験を引っ張り出してくる必要があるかもしれません。そういう意味では、単純に円の面積を求めるだけではない、これまでに学習してきたことの要素がたくさん詰まった学習だと思います。
パッと見てひらめく人もいるでしょうし、なかなか「円」の要素が見えてこない人もいると思います。私は見えてこない人です。見えてこない場合は、いろいろな問題に出会って、いろいろなパターンを知るのがいいですね。それによって少しずつ「見えてくる」かもしれません。
「それを使ってどうするか。」どの教科でも、学習以外でも大切な力です。