１年生の日本語では、世田谷の民話を学習していました。民話・・・みんわ・・・子どもたちには、「むかしからつたわるおはなし」と説明されていました。いわゆる「昔話」ですが、身近な世田谷区の民話だと、地名の由来などもあり、興味深いものもあるかもしれません。

後半は、廊下のブックトラックに用意されたたくさんの民話や昔話の本から、好きなものを選んで読む時間でした。思い思いにいろいろなお話を選んでは楽しんで読んでいました。読んだ本は、読書記録にもつけておきます。読書月間期間中ですし、一石二鳥です。

さて、民話や昔話というと、「お地蔵さん」がよく登場します。お地蔵さんと言えば、大人から子どもまで誰でも知っている・・・と思っていましたが、最近はそうでもないようで、お地蔵さんを知らない子が増えているとか・・・。よくプールで、水をかけられる役になることを、「お地蔵さんになりましょう。」と言うことがあります。そうすると子どもたちは直立して合掌、目を閉じて構える・・・というのが当たり前でしたが、今後はそうもいかないときが来るのかもしれません。まず、実物が近くになく、見たことがない、そして昔話離れなどもあるのでしょうか。どこかに出かけたときに、お地蔵さんを見かけたら、ぜひ「これがお地蔵さんだよ！」と・・・

さて、そういう意味でも今回の民話の学習は、役に立ったかもしれません。「民話は見んわ。」なんて言わずに・・・図書室にもたくさんありますので、ぜひいろいろなお話を読んでみてほしいと思います。